目標と実現の方法
プロジェクトの目標
全てのユーザーとスタッフは協力して以下の目標を実現する。
- みんなの給料を増やし、深刻な格差問題を解消する。行き過ぎた競争を緩和して、心の平穏を取り戻す。
- 誰でも十分な収入を得ながら、誰かの笑顔のために情熱を持って働ける「まともな経済システム」を構築する。
- 地域経済の好循環を生み、子供や孫の世代に、今より少しでも良い世の中を渡す。
実現の方針
ほとんどの人の収入金額は、給料の額で決まる。給料の額は、会社の売上と人件費分配の方針で決まる。
販売者の売上は買う人がどこから買うかによる。購入者が買う先の販売者を偏らせていると、販売者の間に売上と給料の差、格差が生じる。だから、買う人が格差を減らすことができる。また、そこで恩恵を被った経営者が給料を十分に分配すれば格差の問題はもっと少なくなる。
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ディディを行う。「自分でできる所得の直接分配」Direct Income Distribution Yourselfで、DIDY。
購入者は収入の機会を、自分の目的に合う限り、できるだけ幅広い販売者に直接分配する。
多くの人がディディをすると格差が是正され、(薄くなった)中間所得層が厚くなる。多くの国で経済は成長し、みんなの収入も自分の収入も増える。
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ランキングに頼らずに、自分の目的に合った買い物をする。
ランキングの上位の販売者に注文が集中すると、下位の販売者は貧困に陥ってしまう。
いつもランキングの上位から買わなくても、買い物の目的に合えばよいと考える。
- まず市内の店に聞いてみる
地域のために、地図を使ってできるだけ近くから買う。近くから買えば、ランダムシャッフルになっている荷物の配送も減り、CO2を減らせる。
- 経営者は従業員の給料を増やす
リクエストランドの恩恵を被った企業の経営者や投資家は従業員の所得を増やすことを責務とする。従業員は消費者なので、消費者の購買力が向上して、自分の所得も増える。
購入者は、従業員が給料に満足している会社から買うようにする。
- リクエストで「聞いて買う、聞いて売る」ことで、AIに仕事を奪われない
AIに仕事を奪われないためには、AIにはできない仕事を増やすしかない。
「聞いて買う、聞いて売る」ことにより、販売者の仕事を作り、自分の時間と費用を節約する。
- リクエスト・シフト!で地域に仕事を作り、大都市から人口を移す
リクエスト・シフト!とは、都会の購入者がランドマップ上で自分のリクエストを周辺地域に置き、収入機会を分配すること。 周辺地域の人はさらにもっと遠隔地にリクエストを置く。都市から地域へ順繰りにリクエストを移すことにより、雇用を創出し、ハッピーに暮らすことができる。
- ランドマップをリクエストで満たし、過度な競争と不安を解消する
リクエストランドにいつもリクエストがあるなら、労働者が仕事や収入を失う不安は消える。
しかし、リクエストランドで単発の仕事を請け負うギグワーカーとして働くべきではない。健康を害すると収入が減り、生活が不安定になる。実績のある既存の個人事業で、できれば家族に安定した収入がある場合にリクエストランドを使うこと。もしくは、リクエストランドで仲間を募り、複数人で事業を行うこと。
- 下請け企業の取引先を増やす
取引先が少数しかない下請け企業は発注元企業の要求通りの価格で売らざるを得ない。給料が低いため少子化が進み、経済が停滞し、発注元企業は共倒れになる。
発注元企業はリクエストによって相見積で価格競争を促しつつ、仕入れ先を複数にする。また、例えば、3次下請けに2次下請け向けのリクエストを取る機会を与えることで、多重下請け構造をフラット化し、サヤ抜きに支払っていた費用や、安全・コンプライアンス上のリスクを減らす。
行動指針とアドバイス
- 他のユーザーへの敬意を持って、丁寧な言葉を使おう。
- 人生、いろいろある。「お互い様」の気持ちで助けあって、親切にしよう。
- リクエストランドにおいて、購入者と販売者は対等。
- 公正に使う。人種、性別、年齢、ハンディキャップ、国籍、出自、貧富、宗教、政治的信条などのあらゆる差別は許されない。
購入者
- お店が相談に乗るにはコストがかかる。
- 最終価格(ファイナル・プライス)と言われたら、値引きのお願いは終わりに。
- 相談には、お店に来客の少ない雨の日がベター。
- 最後に決めるのは自分。選択の責任は自分で。
- 誰でも失敗はあります。寛容さが肝要。
販売者の仕事の黄金律
- 自分の家族に売りたいものだけを売る。売上よりも自分の良心に従う。
- あなたの価値は、お客さんの問題の解決。時には他社製品を薦める必要があるかもしれない。後から利益と幸福がついて来る。
- リクエストを取り過ぎない。競争と公平のバランスをとる。
Pax Demandica
格差や貧困の最大の要因は戦争である。
人は、経済的な不安と競争に駆られて戦争やテロを支持するようになる。
毎日の購入や販売で、この指針にあることを少しずつでも行えば、「リクエストランドに来ればお金には困らない」ようになる。すると、戦争も武力も必要なくなり、今までにないような大きな繁栄と心の平穏を得ることができるであろう。