リクエストシフトで地域に仕事を作る
自分で簡単にできる地域の雇用の創出とCO2の削減
リクエストランドには、スペースシフトとタイムシフトという2種類のリクエストシフトがあります。
スペースシフト
都市にはたくさん人が住み、たくさんの需要があります。需要を満たすために仕事はありますが、高い、狭い、環境が悪いという生活上の不満があります。世界の多くの大都市ではスラム化が進んで、貧困率と犯罪率が増加しています。
田舎は快適ですが雇用が少なく、若者が都市に出ていってしまうことが大きな課題です。
リクエスト・シフトとは、リクエストを地図に置くときに、各人が都市の周辺に向かって少しずらしてリクエストを置くことです。
例えば上図のように、都市の東側に住む人は、リクエストを置く時にもう少し東寄りに置くようにします。それだけです。
もっと東に住んでいる人はリクエストをもっと東に置きます。バケツリレーのように南の人はより南に、北の人はより北にリクエストを置きます。
都市にある大量の需要が周辺部に滲み出すので、周辺部に仕事の機会が移ります。地域での売上が増えれば、雇用が増え人口が増えます。人口が増えれば需要が増えて、周辺部は周辺部自身の需要を中心にして生活ができるようになっていきます。
周辺部で仕事を得て働く人は快適な環境で働けるようになります。広い家、安い食料、短い通勤時間、緑の多い街…
都市の過剰な人口集中は緩和されて、貧困と犯罪率は下がります。
更に、配送が必要な購入や、出張が必要な仕事の依頼ではCO2の排出も減ります。隣接する地域の販売者に依頼するためです。近くの販売者なので、早く来てくれます。販売者は、移動のための時間と人件費を節約でき、移動のためのCO2の排出は少なくなります。
タイムシフト
もうひとつのリクエスト・シフトは、タイムシフトです。
普通、お店はどんなチャンスも逃したくないので、忙しい時に合わせて社員や機材を用意しています。お客さんが来ないときは、貴重な資源が活用されていません。客待ちをしているスタッフは、人生を無駄に過ごしていると感じてしまいます。
そこで、購入者は雨の日のようにお店に時間がある時にリクエストを書けば、お店は相談の時間をより多くとってもらえます。要はピーク時間を避けることです。お店は、コストが下がります。購入者と販売者の双方にメリットがあります。